三重県県土整備部 亀山サンシャインなど「三重県公園施設長寿命化計画策定」中央コンサルタンツ
三重県県土整備部は「三重県公園施設長寿命化計画策定」業務を中央コンサルタンツ三重事務所(津市)に委託した。県営の亀山サンシャインパーク、県庁前公園、大仏山公園、熊野灘臨海公園の4公園を対象に公園施設長寿命化計画を2011年度中に策定する。委託工期は12年2月29日まで。
公園長寿命化計画は、地方公共団体が管理する都市公園における公園施設について、安全性の確保およびライフサイクルコストの縮減の観点から、予防保全的管理による計画的な修繕・改築・更新などへの取り組みを推進することを目的に策定するもので、国が助成する。策定期間は13年度までで、14年度以降に行う都市公園事業による公園施設の改築などの補助は長寿命化計画に基づき管理している公園に限定されることになる。県では、10年度に北勢中央公園、鈴鹿青少年の森の2公園を対象に同計画を策定、11年度に4公園について計画を策定し、6公園の計画をまとめて全体の長寿命化計画として策定する計画だ。
業務内容は、各公園の植栽を除く対象施設の把握、また健全度の把握として、安全性・機能性などの視点から調査チェックシートを作成する。このほか延べ50平方b以上の建築物は劣化点検やバリアフリーの適合状況調査を行う。状況調査を踏まえて、おおむね10年をスパンとした修繕、改善、更新費用を算出し、長寿命化に向けての基本方針、長寿命化計画を策定する。
対象の亀山サンシャインパーク(亀山市、14・2f)は、東名阪自動車道の亀山パーキングエリアと、都市公園が一体となったハイウェイオアシスで、03年に開園した。施設では、オアシス館、バーベキューランド、などがある。県庁前公園(津市、0・6f)は旧県庁跡地を利用した公園。大仏山公園(明和町、玉城町、伊勢市、37・2f)は都市内にある里山を活用した公園で05年に全面開園した。施設では野球場、テニスコートなどがある。熊野灘臨海公園(紀北町、55・7f)は自然を利用したレクリエーション機能を有した公園で、全体計画面積は530・8f。施設では孫太郎オートキャンプ場やホテル、コテージ、プール、体育館などがある。07年に開園し、順次整備を進めながら供用面積を拡大している。
「11年度は北勢中央公園などで整備」
11年度の公園整備をみると、北勢中央公園で、自然探さくエリアの造成、里山保全エリアの園路整備。熊野灘公園では大白地区で園路整備。鈴鹿青少年の森で水道施設の更新を行う。