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建通新聞社(中部)
2011/09/15

【三重】9月補正予算案 一般会計29億円 公共事業に9億円

 三重県は、一般会計で29億0040万円の9月補正予算案を14日から始まった県議会に上程した。東日本大震災にかかる復興支援・防災対策を中心に災害関連公共事業への追加などに対応しており、このうち公共事業の増額分として9億6531万円を計上した。補正後の一般会計の累計額は6859億0055万円となり、10年度最終予算比3・1%減。総額では8672億円0379万円で同比3・2%減。
 防災対策事業では、市町が実施する津波避難施設などへの補助の増額、県立学校への非常用発電機などの防災機器の整備、窓ガラスの強化ガラス取り替え、飛散防止フィルム貼り付けの予算措置を行った。なお、特別会計では、流域下水道事業特別会計で12年度から16年度までの汚泥処理業務にかかる債務負担行為として63億3300万円を設定した。
 主な事業は次の通り。
 <総務費>▽地域庁舎整備(伊勢庁舎整備の工事費増額)=8186万▽地域減災対策推進事業(市町が実施する津波避難施設、避難路整備などへの補助)=9700万
 <衛生費>▽救急・へき地医療施設設備整備補助(名張市立病院医療機器整備補助)=1億3900万 
 <土木費>▽国補災害防除施設=3億8000万▽国補海岸災害関連事業=1億5364万▽国補港湾災害関連事業=3億6498万
 <教育費>▽県立学校防災機能強化事業(非常用発電機、投光器など整備)=5820万▽県立学校校舎その他建築(強化ガラス取替え、飛散防止フィルム貼り付け)=4514万▽特別支援学校施設建築(〃)=786万▽鈴鹿青少年センター費(受水槽整備の工法変更)=3000万
 <災害復旧費>▽林道施設災害復旧事業=6668万