建通新聞社四国
2011/09/16
【徳島】一般競争で下旬にも公告 勝浦町の校舎改築
勝浦町は、勝浦中学校校舎改築の入札を一般競争で執行するため、9月下旬か10月上旬に公告を予定している。現在、11月25日までの期間で既存校舎の解体を進めており、完了を待って、新校舎建設に着手する。
新校舎の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ3561平方bで武道場(同造平屋270平方b)を併設。内部は、1階に校長室、職員室、特別支援教室、図書室、コンピュータ室、2階に普通教室、少人数教室、多目的スペース、理科・音楽・英語・美術室などを配置する。また、グラウンド西側には屋外部室(木造平屋108平方b)、正面玄関付近に135台分の駐輪場を整備する。
基本的に、内装材・家具などについては木材を採用。普通教室・多目的スペースを勾配屋根にすることで、南北からの採光も可能となり、自然採光・自然通風を積極的に促す計画としている。また、階段上部に位置する3層吹抜のエコシャフトは、レベル差を利用し煙突効果による上昇気流を生み出し、普通教室群全体の換気を促進する機能を持つ。
仮設校舎については既に、完成しており8月10日ごろには学校機能の移転し、供用を開始している。今後、既存校舎の解体後となる12月頃から12年8月にかけ新校舎を建築、同年9月から13年1月ごろまで仮設校舎解体や外構などを整備し、同年2月からの供用を目指す。設計は大建設計(大阪府)が担当。建設地は久国字久保田。