建通新聞社(中部)
2011/09/13
【三重】野代導水ポンプ所の耐震補強基本設計を日水コンに委託
三重県企業庁北勢水道事務所は、「野代導水ポンプ所」の施設耐震化に向け、耐震補強基本設計を日水コン三重事務所(津市)に委託した。基本設計は2012年2月末までにまとめ、12年度から詳細設計に着手する見通し。
同ポンプ場は、1964年の完成で、耐震診断の結果、要耐震補強の判定を受けたため、導水パイプの鉄道横断部を含めた総合的な耐震補強案を検討する。一日当たりの導水能力は25万立方b。所在地は桑名市多度町下野代。
対象施設は沈砂池(壁構造、幅22b、延長59b、高さ約5b)、ポンプ井(壁構造、幅約8b、延長26b、高さ約5b)、導水ポンプ棟(壁付ラーメン構造、幅約31b、延長約17b、高さ約10b)、場内配管、養老鉄道横断部(口径1500_鋼管)。基礎は杭基礎。
耐震補強方法の検討では、ポンプ所の耐震化に当たって施設運用状況から、施設の給水を停止せずに補強、仮設備を設置した上で給水を確保して補強、2分の1の水量を給水する新施設を整備した上で補強、改築する場合などの複数案から比較検討して最適な工法を選択する。また、養老鉄道横断部は2条化を検討する。