県土整備部土木技術職員及び農林水産部農業土木技術職員の主査、副主査、主任技師(20代後半〜30代後半)を対象とした、初めての「技術力向上(設計積算)特別研修」が13日、県庁中庁舎10階大会議室で開かれ、66人(県土整備部51人、農林水産部15人)が受講。県土整備部技術管理課が主催し、民間の技術者らを講師に迎えたもので、14日も同所で行われる。
団塊の世代にあたるベテラン職員の大量退職をはじめ、公共事業費の減少に伴う「経験出来る現場の減少」などにより、県土木技術職員らの「技術継承」や「経験知の習得」の機会が大きく減ったのが現状。
この特別研修は、必要な技術や能力を現場の上司が実際に作業をすることで、それを見た部下が試行錯誤を繰り返し、自分の技術や能力として身につけていく「OJT」(Onthe Job Training)の訓練方法を補完するため、民間の技術者らを講師に招き、具体的な構造物(今回は橋梁に特化)を例に「設計・積算・照査」に関する技術的な知識や、施工計画・現場管理における留意点の習得を目的とした。