建通新聞社四国
2011/09/13
【香川】14億余で283カ所 台風12号被害状況
香川県は、台風12号による最終被害状況をまとめた。道路や河川など公共土木施設の被害は総額14億3240万円で283カ所。
内訳は県施設が道路45カ所、河川171カ所、海岸3カ所、砂防2カ所、港湾1カ所、公園2カ所の計224カ所で12億2100万円。
市町施設が道路52カ所、河川7カ所の計59カ所で2億1140万円。
主な被害個所は道路では、国道377号(東かがわ市入野山)で路肩が70b崩壊、県道塩江屋島西線(高松市菅沢)で30bの法面崩壊、県道小蓑前田東線(三木町小蓑)で20bの法面崩壊。
河川では春日川(高松市川島東町)で左岸380bが護岸崩壊したほか、古川(高松市三谷町)で左右岸400b、香東川(高松市香川町)で右岸160b、吉田川(三木町田中)で左右岸137bが護岸崩壊した。
海岸では小瀬海岸(土庄町小瀬)で500bにわたり養浜流出した。砂防では伝法川砂防(土庄町肥土山)で管理用道路の法面10bが崩壊。港湾では高松港(高松市浜ノ町)の浮桟橋アンカーチェーンが壊れた。
公園では香東川運動公園(高松市鶴市町、勅使町、成合町)の1050bで河川敷表土が流出したほか、土器川公園(丸亀市川西)では20カ所で河川敷表土が流出した。
また農林水産関係では、農地農業用施設で229カ所、1億9900万円が被災。内訳は農地157カ所で土羽法面崩壊、ため池4カ所で堤体が一部崩壊、農道28カ所で土羽法面崩壊、水路35カ所で法面崩壊による水路埋没、ほか5カ所で頭首工が一部損壊した。
林地林業用施設では、57カ所、7600万円が被災。内訳は林地6カ所で山腹崩壊、林道51カ所で路肩・法面が崩壊した。
水産関係施設では7カ所、1400万円で被災。内訳は土庄町四海漁港で外灯1基が倒壊したほか、県中間育成施設(さぬき市小田)で消波堤が破損した。