建通新聞社四国
2011/09/09
【香川】15年度末までに整備完了 県有施設耐震化
香川県は、県有施設の耐震化を大幅に前倒しする方針を明らかにした。計画では庁舎や職員住宅などを除いた県有施設164棟を2015年度末までに整備完了するという。整備方針は防災拠点施設のうち49棟を13年度末までに耐震改修を行うとともに、39棟を15年度末までに建て替える。ほか多数の県民が利用する施設で16棟、県立高校の食堂や部室棟などそのほかの県有施設60棟を15年度末までに耐震化する。
県の防災拠点施設は501棟あり、394棟が耐震基準を満たしている。残る107棟のうち、耐震化が計画されていた49棟を計画より1年前倒しして13年度末までに完了させる。
49棟の内訳は県立高等学校が丸亀高校、善通寺第一高校、観音寺第一高校など11校23棟。特別支援学校が善通寺養護学校、香川西部養護学校、高松養護学校寄宿舎など4校8棟。体育館が県立体育館、県立武道館の2棟。警察施設が高松東警察署、坂出警察署の4棟。病院施設が県立中央病院の5棟。そのほかの施設が三豊合同庁舎、子ども女性相談センター旧館、青年センターなど5施設7棟。
耐震計画がなかった残る58棟のうち39棟は15年度末までに建て替え、9棟は解体、県庁東館など10棟は対応が決まっていない。
建て替えする39棟の内訳は県立高等学校が三本松高校、高松南高校、高松東高校、坂出高校、丸亀城西高校など12校32棟。特別支援学校が高松養護学校(寄宿舎を除く)4棟。警察施設は丸亀と善通寺両暑を統合する新丸亀警察署の2棟。そのほか五色台少年自然センター本館の1棟。
このほか多数の県民が利用する施設や高等学校の食堂棟や部室など76棟を15年度末までに建て替えや耐震補強により耐震化する。内訳は高等技術学校の高松校と丸亀校で10棟、そのほかの施設で国際交流会館、公渕森林公園森林学習展示館・憩いの家、五色台少年自然センター(野外活動棟など)、屋島少年自然の家研修棟の6棟。県立高等学校の食堂棟や部室などで57棟。斯道学園の3棟を耐震化する。