愛知県警察本部は、事案対応に伴う警察力を強化するため狭あいさを解消するため「豊田警察署改築」を計画しており、基本設計業務の委託先を選定するため公募型プロポーザル方式を実施している。
プロポーザルの選定スケジュールは、8月末に参加表明と技術提案書の受付を締め切っており、9月上旬に1次審査として提出された技術提案書による書類審査を実施し、9月末ごろには評価委員会によるヒアリングで候補者を特定し、10月中旬をめどに随意契約を締結する予定だ。
計画では、1969年に建設された本館や別館、本館の増築部分、免許講習室などの豊田警察署の建物を高層化して建設する。建設場所は現在の豊田警察署敷地内の駐車場部分となる見込み。
新施設の規模は、鉄筋コンクリート造7階建てで、延べ床面積は1万平方b程度が見込まれる。豊田警察署の所在地は豊田市錦町1ノ59ノ1。
整備スケジュールは、基本設計を11年度末までに完了し、12年度に実施設計、13〜15年度の3カ年継続で施設整備を進める見込み。
既存施設については、新施設完成後に解体撤去する。既存施設の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ4548平方b(本館、別館、免許講習室などの合計)。
豊田警察署管内は、街頭犯罪発生件数が県内で一番多く、地元からは豊田警察署の建て替えによる施設機能を充実し、警察力の強化を図るよう要望が出されていた。