建通新聞社
2011/09/06
【大阪】大阪府中央卸売市場 初の指定管理者を公募 指定期間は12年度から5年間
大阪府中央卸売市場は、民間のノウハウを導入して、施設の管理運営をより一層効果的、効率的に行うことになり、最初の指定管理者を募集する。指定管理者は、「活性化事業に関する業務」も担当し、新たな加工・物流施設の提案なども行う。指定期間は2012年4月1日から16年3月31日までの5年間。9月21日午後1時から中央卸売市場で現地施設案内と説明会を行う。応募の受付期間は、10月24日から31日まで。
指定管理者が行う管理運営業務は、@施設の利用A市場施設の維持・補修B卸売予定数量などの調査と統計C府市場の広報、社会見学の受け入れ、各種問い合わせD活性化事業−に関する業務。
説明会への参加希望者は13日までに持参、郵送、ファクス、電子メールのいずれかで管理部総務課に申し込む。
外部委員により構成する選定委員会が指定管理候補者を選定し、11月下旬に決定する予定。府議会での議決を経た後に指定する。
市場の場所は茨木市宮島1−1。20万1,351uの敷地に、延べ13万4,982uの建物がある。現在、市場活性化計画を策定中で、中間取りまとめでは、低温配送センターの建設などによりコールドチェーン(低温流通体系)を整備し、魅力ある市場づくりに努めるなどとしている。指定管理者の公募に当たっては、この内容を、応募者が活性化方策を提案するための参考資料とする。
活性化事業として、生鮮食料品の加工・物流施設などを提案する場合は、施設の立地場所として、市場に隣接する加工食品卸売場(大阪府食品流通センターが設置)の敷地の一部約5,000u(事業用定期借地を想定)の活用が可能。