建通新聞社四国
2011/09/06
【高知】近代設計に委託 立花大橋の実施設計
国土交通省土佐国道事務所は、国道33号越知道路(2工区)の立花大橋(仮称)実施設計を近代設計(高知市)に委託した。納期は2012年3月30日まで。また、同区間のもう一つの橋梁・新横倉橋(仮称)の実施設計も早ければ11年度、遅くとも12年度には外注する方針だ。
越知道路(2工区)は、越知町越知丙から越知丁の3`。構造物は高知市方面から、仁淀川に架かる新横倉橋(仮称)、新今成トンネル(仮称)を経て立花大橋(仮称)と続く。
計画規模は、立花大橋(仮称)が鋼2径間連続2主箱桁、逆T式橋台2基、柱式橋脚1基。延長169b、幅員7・5b。新横倉橋(仮称)が鋼3径間連続箱桁、逆T式橋台2基、円形柱式橋脚2基。延長212b、幅員7・5b。新今成トンネル(仮称)は延長は965b、幅員9b。
越知道路は国道33号の事前通行規制区間(連続雨量250_)のうち、落石、地すべりなどの恐れが多い個所の防災対策と線形改良を目的として優先的に事業化を行い、早期に効果を発揮できるように進めている事業。越知町越知丙から野老山4`は01年〜10年の過去10年間で延べ16回304・7時間の通行止めが実施された。10年8月の岩盤崩壊では約4日間の通行止めが行われた。同事業で越知町の事前通行規制区間が短縮され、防災危険個所回避も図れる。
道路構造規格は第3種第2級。設計速度は時速60`。2工区(越知地区)3`と3工区(野老山地区)1`があり、3工区1`は07年6月に供用している。