建通新聞社(中部)
2011/09/01
【三重】松阪浄化センター水処理施設<1系1池、2池>耐震設計
三重県中勢流域下水道事務所は、中勢沿岸流域下水道(松阪処理区)「松阪浄化センター水処理施設<1系1池、2池>耐震設計」を日本水工設計名古屋支社(名古屋市中区)に委託した。設計工期は150日間。2012年度以降の工事に備える。
松阪浄化センター水処理施設1系は、2004年度の耐震診断調査で耐震補強が必要と判断されていた。対象施設は、1系の1、2池の最初沈殿池、反応タンク、最終沈澱池。また、1系の連絡管廊の補強も対象。
1系の1、2池の処理能力は日量で各6650立方b。現在は1池が稼働し、2池は未稼働で供給量の増大にあわせて対応する形をとっている。
施工方法の検討に当たり、処理機能の維持に配慮した仮設・施工方法の検討、また、施設を供用しながら、運転の支障とならないように既設設備の移設計画などを検討する。施工計画では未稼働の2池を再稼働させて順次施工する手法も見込まれる。
処理施設全体では、1系の1〜4池のうち、1池(日量6650立方b)、3池(日量8550立方b)、4池(〃)と2系の1池(〃)の計4池が稼働している。全体の処理能力は日量3万2300立方b。
所在地は松阪市高須町3922。1998年4月に供用開始。
県の流域下水道施設については、下水道地震対策緊急整備計画に沿って、順次耐震補強を進めており、松阪浄化センターでは11年度に、連絡管廊・消毒放流ポンプ施設の耐震補強工事を実施する。