建通新聞社
2011/09/01
【大阪】厚生年金事業振興団 久米設計を第1交渉権者に 大阪厚生年金病院耐震建替の設計・監理
厚生年金事業振興団(東京都新宿区新宿5−5−10)は、大阪厚生年金病院耐震建て替え整備の設計・施工監理業務で公募型プロポーザルを行い、受託候補者として第1交渉権者に久米設計(大阪市西区)、第2交渉権者に内藤建築事務所(大阪市中央区)を選定した。契約後、2012年8月末まで基本設計・実施設計を進め、12年秋ごろにも着工。14年度開院を目標に新病院を建設していく。
大阪厚生年金病院(大阪市福島区福島4−2−78)は1952年に開設され、81年までに5棟(8〜4階)を整備。構造は鉄筋コンクリート造3棟、鉄骨鉄筋コンクリート造2棟で、総延べ床面積は3万1,980u(565床)。開設以来の建物躯体もあることから耐震補強が必要とされており、老朽化・狭隘化対策を含め現敷地内(駐車場スペース)に新病院を建てることとした。
規模や棟数については基本設計の中で具体化していくが、同程度の病床数を想定している。完成後に既存建物を解体。駐車場や外構の整備を含め、15年8月31日の全体完成を目指す。