建通新聞社(中部)
2011/08/29
【愛知】設楽町新庁舎建設実施設計 伊藤建築設計事務所を特定
設楽町は、「新庁舎建設実施設計」について、公募型プロポーザル方式で選定した結果、伊藤建築設計事務所(名古屋市中区)を特定した。設計工期は2012年3月23日まで。工事は12年度に発注し、同年度内の完成を目指す。
第2次審査では、4者を対象にヒアリングを実施。その結果、同社が提案する@100%地元材を使用する地産地消への取り組みA裏屋根スペースを利用した自然換気システムB木質バイオマス燃料による暖房設備―などが高い評価を得た。次点は黒川建築事務所(名古屋市昭和区)だった。
建設計画によると、現庁舎から50bほど離れた田口スポーツ広場(田口字辻前)を造成し、新庁舎を建設する。新築規模は木造・鉄筋コンクリート造平屋2765平方b。町役場のほか、児童館、子育て支援センター、町民図書館などを配置する。駐車場は50台分を整備する。敷地面積は約9600平方b。
建設予定地となっている田口スポーツ広場には、町民図書館と同町教育委員会が入る建物と、設楽町商工会が入る建物の2棟があり、11年度中に解体して敷地造成する。
現庁舎が1958年の建設で、老朽化や耐震面での不安、大規模災害発生時の対策本部としての機能欠如、駐車スペースの不足など多くの問題を抱えており、これらを解消するため移転改築することにした。