建通新聞社(中部)
2011/08/25
【愛知】名古屋市 重症心身障害児者施設新築設計公募型プロポ 久米設計を特定
名古屋市住宅都市局は、「重症心身障害児者施設」の新築に伴う設計者を選定するため公募型プロポーザルを実施した結果、設計候補者に久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)を特定した。今後、契約審査会を経て、随意契約を締結する見通しだ。
重症心身障害児者施設は、北区平手町に整備を進めている「クオリティライフ21城北」内の北東に建設する施設で、重度の知的障害と重度の肢体不自由が重複する児者に対応した病院機能と福祉機能を兼ね備えた入所施設。
建設する建物の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約6300平方b。敷地面積は約5780平方b。クオリティライフ21城北内の西部医療センターとをつなぐ全天候回廊とそれに接続する渡り廊下、外構の設計も含まれる。
今回の委託では、基本設計と実施設計を進める。委託期間は2013年2月までを予定している。工事は13、14年度の2カ年で進め、15年度の開設を目指す。
審査は6月7日、8月4日の2回のプロポーザル審査委員会で実施された。4者の応募の中から特定したもので、次点は丹羽英二建築事務所(名古屋市中区)だった。