北海道建設新聞社
2011/08/29
【北海道】利尻富士町が鴛泊港フェリーターミナルを改築へ
利尻富士町は2012年度、鴛泊港のフェリーターミナルを改築する計画だ。新ターミナルはRC造、2階、延べ2000m²程度の規模。2階に待合室を置き、ボーディングデッキを使って搭乗できる施設を描いている。施設は12年度早々にも仮ターミナルを整備した後、既存施設の解体跡地に着工し、13年3月の完成を目指す。近く仮ターミナルの実施設計を指名する予定だ。総事業費には10億円を試算している。
既存施設は、鴛泊港マイナス6m岸壁に1983年に完成したRC造、2階、延べ1066m²。1階に待合室と事務所、2階に食堂を置いているが、完成後約30年が経過し老朽化が進んでいることに加え、階段以外の昇降設備がないなど、高齢者や身体障害者が利用しづらい施設となっている。
既存施設の解体跡地に建設する新ターミナルは、2階に待合室とフェリーの搭乗に使用するボーディングデッキを置き、エレベーターやエスカレーターなどの昇降設備も充実する方針。実施設計はドーコンが担当し、12年3月に終える予定だ。
仮ターミナルは、既存施設横のマイナス5・5m岸壁上にプレハブ造、延べ1000m²未満の規模で計画し、近く実施設計を指名する。既存施設の解体、新ターミナル建設は別途発注となる見通しだ。