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建通新聞社(中部)
2011/08/23

【岐阜】川上第2、宮川2号トンネルは2012年度以降の発注へ

 岐阜県は、県管理道のバイパス(BP)事業で2011年度以降に主要地方道岐阜美濃線の「小島山トンネル」、国道257号川上BPの「川上第2トンネル」、国道360号種蔵・打保BPの「宮川2号トンネル」の計3カ所のトンネル新設工事を計画している。このほど小島山トンネルの本体工事を発注、落札決定したが、川上第2トンネルと宮川2号トンネルについては11年度中の工事発注を見合わせる考えだ。すでに設定済みの債務負担行為もあらためて設定し直す見込み。今後の国の補正での対応も考えられるが、トンネル工事は特に整備に相当の年数と財政出動を伴う事業なだけに、着手時期は慎重に検討することにしている。
 小島山トンネルは、岐阜美濃線BPのうち、未供用区間の小島山工区(延長1695b)内に計画。計画延長は479・3b、幅員6・5(7・5)b。工法はNATM。本体工事は7月15日に入札し、市川工務店・岐建・青協建設JVが11億7700万円で落札した。順調なら2014年度末の完成を目指す。建設地は岐阜市長良志段見〜長良古津。
 川上第2トンネルは、川上BPU期工区間約1800b内に計画する。計画延長は1215b、幅員6(7)b。工法はNATM。設計はサンコーコンサルタント岐阜営業所(岐阜市)が担当。事業費は限度額18億3000万円を債務負担設定していた。場所は下呂市馬瀬川上。
 宮川2号トンネルは、種蔵・打保BP7・6`区間内に計画。計画延長は946b、幅員6・5(7・5)b。工法はNATM。設計は千代田コンサルタント岐阜営業所(大垣市)が担当。事業費は限度額25億円を債務負担設定していた。場所は飛騨市宮川町塩屋〜宮川町打保。