建通新聞社四国
2011/08/26
【高知】簡易プロポで設計者 県教委の新弓道場建設
高知県教育委員会スポーツ健康教育課は、高知市が整備する弥右衛門公園内に新弓道場を建設するため、9月中に同種類似業務の実績がある3者程度を指名し、簡易型プロポーザル方式で設計者を決定、合わせて設備設計も外注する。また、土地造成工事も9月中の発注を予定している。建設本体工事は2012年度の早期に発注し、13年2月ごろの完成を目指す。
新弓道場は、鉄骨造平屋一部2階建て延べ3500平方b弱。1階は、5人立2面の近的場と3人立2面の遠的場などの射場施設、2階は、選手控室や会議室となり、防災機能を有する公園内に建設することから、災害時には100人程度の一時避難所となる。地震に対応できる構造・基礎や津波に対応できる高さなどは設計の中で決定する。
敷地面積は4000平方b弱で、北側には当初のL型擁壁とブロック積擁壁を変更し、ふとんかごを設置することになったため、土量は予定していた約1万6500立方bよりやや減少する見込み。駐車場の場所や規模は、今後高知市との協議の中で決定する。
新弓道場は、13年10月に高知で開催する全国健康福祉祭「ねんりんピック」の会場となるほか、これまで開催できなかった全国規模の大会や、県外チームの合宿の誘致が可能となり、競技の普及振興や競技力の向上が期待できる。