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建通新聞社(神奈川)
2011/08/25

【神奈川】相模原市緑区小倉〜中野地内の送水管新設 11年度に4カ工区 荒句大橋水管橋は設計 

 神奈川県企業庁は、災害や事故発生時の安定給水を目的とした「水道施設相互融通化整備事業」の一環として、相模原市緑区小倉〜中野地内の津久井広域道路で、送水管の新設工事を進めている。2011年度は、4カ工区分の送水管布設工事を、相模原市が施行中の津久井広域道路整備事業の進ちょくに合わせて順次発注する。また、12年度以降の工事着手に向け、同幹線道路ルートの長大橋・荒句大橋に添架する水管橋の詳細設計(24日開札済み)を進める。
 相模原市緑区内の谷ケ原浄水場と中野高区配水池の間に新たな送水ルートを整備、ネットワーク化し、災害時などのバックアップ機能を強化する。工事は、総延長4・3`を20カ工区に分割。県道下に布設する区間(1〜8工区)の延長約1・8`については、すべての整備を完了した。
 現在は、津久井広域道路に新設する区間の送水管と水管橋の設計・整備を進めている。11年度は、津久井広域道路の整備の進ちょくに合わせ、第13・14・18・20工区の4カ工区、総延長890bの鋳鉄管(口径500_)の布設工事を発注する。第19工区の中野大橋水管橋の新設工事は5月に発注済み。
 詳細設計の入札手続きを進めている橋梁添架形式の荒句大橋水管橋は、橋長155b、口径(ステンレス鋼)500_。24日に開札し、近く設計者を正式に決定する。設計の履行期限は12年3月16日。荒句大橋本橋の整備の進ちょくに合わせて12年度以降に工事を発注する。本橋は現在、相模原市が詳細設計を進めている。
 津久井広域道路は、さがみ縦貫道路(仮称)城山インターチェンジへのアクセス道路としての機能を持ち、相模原市が事業主体となって整備を進めている。送水管やインフラ関連施設の地下埋設物は、各事業主体が道路の舗装工事に先行して整備するため、その進ちょくに合わせて工事を発注することになる。