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建通新聞社(岡山)
2011/08/26

【岡山】県庁舎の耐震化整備12年1月までに改修計画をまとめる

 岡山県は、財政難を理由に休止していた県庁舎の耐震化整備に向けた工法検討費1919万円を9月補正予算案に盛り込んだ。
 議会議決後、直ちに検討作業に入り、2012年1月までに改修計画をまとめる考え。検討に当たっては、震度6弱への対応としていた既存案を震度6強対応に引き上げて再検討していく。 
 今後について、石井知事は「12年1月に改修計画を策定した段階で、県としての事業を実施するかどうかの意思決定を行いたい」としており、実施となれば、大規模事業評価評価など必要な手続きに入り、12年度以降に実施設計に着手、13年度以降に着工する見通し。
 前計画時にUD化を含めて約49億円とされた事業予算については耐震化工事に特化した形で事業を進めていくことで軽減を図ること、主要な電源設備が地下にあり、耐震化と併せて洪水対策にも取り組んでいく。
 整備対象は、1991年に増築した部分を除く57年1月に建築した鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て延べ1万9940uの本館西側部分。
 このほか、県庁舎施設関係では、議会棟(57年建築、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ8783u)と南庁舎(72年建築、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ4005u)が未改修となっており、あくまでも検討中ではあるが、15年度以降に事業着手、17年度末までに工事を完了させる設定となっている。