愛知県建設部公営住宅課は、県営住宅「高御堂住宅」の建て替えにあたり、第2次設計を委託するためプロポーザル方式(簡易指名型技術者評価方式)を実施し、技術提案書を審査した結果、岡田建築計画事務所(名古屋市名東区)を特定した。今後、随意契約を結び次第、設計に着手する見込み。委託期間は2011年3月下旬までの予定。
委託概要は既存住宅2棟の解体設計と新住棟1棟の建築設計などを実施する。
高御堂住宅は、昭和40年代に建設された中層住宅。今回建て替えるのは、鉄筋コンクリート造5階建ての住棟2棟(6号、7号棟)で延べ床面積は約4300平方b。住戸数は100戸分。これをを解体し、その跡地に新住棟1棟を建設する。取り壊し工事も12年度に行う見込みだ。
新住棟の規模は、設計の中で詰めていくが、鉄筋コンクリート造9階建てで81戸分の住戸を整備する。住戸のタイプは3DKを中心としながら、一部2DKタイプやシルバー対応型も整備する見込み。またエレベーターも整備する予定。所在地は稲沢市高御堂10丁目地内。
本体建築工事の発注についても12年度となる見込みだ。高御堂住宅は全体で996戸の住戸がある住宅で、そのうち1街区の360戸を対象に建て替えを進めている。今回の設計委託は5次に分けて進める計画の第2次となる。
建通新聞社HP