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建通新聞社(岡山)
2011/08/22

【岡山】玉野市中心市街地活性化基本計画の素案まとまる。

 玉野市は、JR宇野駅および宇野港周辺約70haを対象とした中心市街地活性化基本計画の素案をまとめ、宇野駅東エリアの旧スペイン村用地5.1haに天然温泉・露天風呂を備えた温浴施設とビジネス客と観光客を見込んだホテルを建設、隣接する形で新たな商業施設などを整備する方針を明らかにした。計画期間は国の認定から5年間で、行政と民間が連携しながら目標の達成に向けて取り組んでいく。市では9月に国に申請して、11月の認定を目指している。
 素案によると、「新・人流港へ〜人が集い交流する瀬戸内の港町 玉野〜」を基本コンセプトに民間が事業主体となり、瀬戸内温泉「玉野の湯」事業として、2013年度までに瀬戸内などの自然環境を活かし、玉野市民をはじめ、岡山市、倉敷市や島しょ部からの来街者も視野に入れた日帰り温泉施設、15年度までに瀬戸内・海のホテル事業として宿泊ニーズに応えるホテルを建設する。また、ホテルや温浴施設に隣接し、中心市街地の魅力を高めていく商業施設を15年度までに整備するなど、市や民間が行う68事業が盛り込まれた。
 このうち、瀬戸内温泉「玉野の湯」については、土地を所有する宇野港土地(玉野市宇野)が施設を整備する。総事業費は約7億円を見込んでいる。
 このほか、主要な新規事業としては、玉野市が市役所に隣接する老朽化した中央公園のリニューアルを行う中央公園魅力化整備事業、市道浜崎小池之浦線ほか9路線の沿道のカラー舗装事業などを行う。