東和不動産(名古屋市中村区名駅4ノ7ノ1)が、名古屋駅前にある「第二豊田ビル」の建て替えを計画していることが明らかになった。「名駅四丁目10番地区開発計画」としてホテルや事務所、商業施設などが入る複合施設の建設を計画しており、2013年の着工、16年の完成を予定している。
2日に開かれた近隣への説明会で示された現時点での計画概要によると、施設の規模は地下4階地上25階建て延べ約4万9700平方bで、建物の高さは約115b。地下1階〜地上5階に商業施設、6〜17階に事務所、18〜25階にホテルが入る。地下2階〜地下3階は駐車場、地下4階は機械室となる。
敷地面積は約4230平方b。現在の第二豊田ビル東館と西館(延べ床面積合計4万0441平方b)を解体し、両館の間を走る道路を西側へ付け替えて、1棟の複合施設を建設する。公開空地や地下通路、駐輪場の整備なども行う計画だ。
同社では、計画を進めるに当たり都市再生特別地区の指定を受けるため、都市計画提案制度の活用を予定している。今後は、都市計画の提案などの手続きを引き続き進めていくことになる。