建通新聞社四国
2011/08/16
【徳島】年明けにも公告 三好病院高層棟改築
徳島県は、県立三好病院高層棟改築の入札を一般競争で執行するため年明けごろに公告する予定。現在、日総建・宮建築設計JVで進めている基本設計は、最終段階に入っており完了後、引き続き実施設計に移行する。順調に行けば、12年3月ごろに工事着手し、14年度中の開院を目指す。
計画によると改築の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造。階数は6階程度。延べ床面積は1万3500平方b以内。病床数は220床。附属施設として車庫、自転車置場等を整備する。既存の低層棟等については、高層棟改築後も新設(高層棟)と一体となった施設利用が出来るように、高層棟との連絡や機能移転・内部改修等を改修計画の中で検討している。
県立三好病院整備方針では、新病院の方向性として四国中央部の医療の拠点病院を目指して整備するほか、ドクターヘリが離発着できるヘリポートを設置し救命率の向上を図る。
整備の基本方針では、国の各種交付金を有効に活用し現敷地内で改築するとし、徳島県県有施設総合耐震計画基準に基づく耐震性を耐震工法により確保。誰もが利用しやすく、安らぎと安心が実感できるユニバーサルデザインの施設として地域産材も十分に利用しながら整備する。
三好病院の既存施設は、高層棟(鉄筋コンクリート造6階建て延べ7226平方b)、低層棟(同造2階建て延べ3925平方b)、救命救急センター(鉄骨造2階建て延べ550平方b)などで構成。所在地は三好市池田町字シマ。