福島建設工業新聞社
2011/08/11
【福島】文教施設被害第1次査定/15校3億1800万円を確定
文教施設で初の査定が1〜5日に行われ、会津、中通りの5小学校、7中学校、1幼稚園、2公立大学で計15校約3億1800万円の復旧額が確定した。うち県立医科大学と会津大学の建物補修などが半分を占めている。工事発注に向け準備を進めていく。査定は盆期間を除き10月21日まで8次にわたり実施していくが、9次以降は関係機関と日程を調整し順次行う予定。今週は県中・県南の小中学校幼稚園計18校で行っている。
査定には、文部科学省大臣官房文教施設企画部から査定官1人、東北財務局理財部から立会官1人が県入りして行われた。
対象は会津若松市の第一中・一箕中、川俣町の川俣小・川俣中、三春町の三春小・御木沢小・沢石小・沢石中・桜中・岩江中、矢吹町の中畑小・矢吹中・矢吹幼稚園、県立会津大学・医科大学の15校。復旧額《表参照》は建物補修が県8914万3000円、市町村6922万4000円で計1億5836万7000円。
また、県分は2大学分で、このほか土地2857万9000円、設備3219万円、工作物498万3000円と2校で1億5489万5000円となり今回の決定額の半分を占めている。
今週は県中、県南が対象で8〜12日に18校(小学校9、中学校7、幼稚園2)で実施する。該当市町村は次の通り。
▽本宮町=小学校1▽玉川村=小・中学校各2、幼稚園1▽矢祭町=小学校3、中学校1▽石川町=中学校2▽鮫川村=中学校1▽小野町=小・中学校各1▽矢吹町=小学校2、幼稚園1