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建通新聞社(中部)
2011/08/10

【愛知】栽培漁業センターはじめ4施設耐震改修基本調査 まぎし建築設計に委託

 愛知県建設部公共建築課は、県有施設の耐震診断や耐震改修を進めており、実施設計の前段階の耐震改修基本調査を栽培漁業センターなど4施設を対象に実施する。基本調査を委託するためプロポーザル方式(簡易指名型技術者評価方式)を実施し技術提案書を審査した結果、委託先にまぎし建築設計事務所(刈谷市)を特定し、随意契約を結んだ。委託期間は2012年1月31日までの予定。
 今回の耐震改修基本調査の対象となったのは、愛知県栽培漁業センター中央棟(田原市小中山町一膳松1ノ3)と愛知県農業総合試験場東三河農業研究所本館(豊橋市飯村町字高山11ノ48)、愛知県警察本部東三河運転免許センター別館(豊川市金屋西町2ノ7)、愛知県野外教育センター体育館(岡崎市千万町町字大平田17ノ5)の4施設4棟。
 施設規模はそれぞれ、栽培漁業センター中央棟は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1879平方b。農業総合試験場東三河農業研究所本館は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ865平方b。
 警察本部東三河運転免許センター別館は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ907平方b。また、愛知県野外教育センター体育館は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋建て948平方bとなっている。
 県では、06年度に策定した「愛知県建築物耐震改修促進計画−あいち建築耐震プラン2015−」に基づき耐震対策を進めており、1981年以前に建築された県の所有する建築物(旧耐震基準建築物)で、一般県有施設(非木造の床面積200平方b以上の多数の者が利用する建物)と病院事業庁施設(すべての病院施設)、県営住宅(すべての県営住宅)、県立学校(高校と特別支援学校の200平方b以上の建物・校舎、体育館、武道場など)、企業庁施設(水道施設管理本館)が対象。
 耐震化の現状としては、全体で約74%(10年9月末現在)となっている。
 基本調査では基本設計に準じて工法の検討などを進めるが、今回基本調査を実施した施設すべてが、次年度以降に実施設計に着手となるかは現時点では不明。