香取市は、東日本大震災からの復興に向け、外部の有識者などで構成する「香取市復興会議」を設置し、今月3日に市役所で初会合を開いた。会議では復興計画の骨子案が示され、市の震災復旧・復興基本方針をもとに、年内を目標に復興計画を策定することを確認した。議長には有識者の岸井隆幸・日本大学理工学部教授が選任された。
計画策定のスケジュールは、次回の会議で復興計画の素案を検討し、第3回の会議で復興計画案をまとめる。その後、市議会の全員協議会に計画案を説明し、10月から市民の意見を聞くためのパブリックコメントを実施、11月末にその結果を公表し、年内を目標に災害復興計画を策定する。復興会議の次回開催は9月5日、3回目は9月26日を予定している。
復興計画の期間は2011〜17年度の7か年で、市の総合計画基本構想(2010〜17年度)や前期基本計画(2010〜12年度)を踏まえ、震災対策の特別計画として策定し、復興への道筋を明らかにし、優先的に復興施策に取り組むこととする。