建通新聞社四国
2011/08/09
【愛媛】診断・改修設計を委託 県の学校施設耐震化
愛媛県は、県立学校の施設耐震化を図るため、三島高校など13校の校舎や体育館、計14棟について耐震診断と耐震改修設計を一括して外注、シアテック(新居浜市)らに業務を委託した。工事については、2011年度当初予算で工事費が確保されている施設は一部あるものの、すべて2012年度以降に順次発注する方針だ。
今回、着手したのは▽三島高校特別教棟▽新居浜東高校普通教棟▽新居浜工業高校体育館▽西条農業高校特別教棟▽小松高校本館▽今治西高校体育館▽今治工業高校体育館▽松山盲学校特別教棟▽同 体育館▽みなら特別支援学校普通教棟▽八幡浜工業高校体育館▽宇和島南中等教育学校体育館▽宇和高校特別教棟▽野村高校体育館の13校14棟。業務は2〜3棟づつに分け委託しており、施設の構造耐力上、主要な部分や屋根葺き材、建築設備に関する対診断を行うともに、診断結果に基づき、耐震改修の必要性があるものについては、構造特性と学校の機能を考慮した上で、引き続き実施可能な耐震補強設計に入るとしている。
期間はいずれも2012年2月15日までの完了予定となっている。
また、11年度にはこれら以外にも松山東高校特別教棟や大洲高校体育館など県立学校施設14棟を対象に耐震診断と改修設計を一括して外注する予定で、8月から順次、業務委託する見通しだ。