岐阜市は、岐阜大学医学部跡地整備事業「つかさのまち夢プロジェクト」第1期複合施設基本設計(案)を公表した。建設事業費は約60億円で2012年度に着工し、13年度に完成する予定。
同施設は、(仮称)中央図書館と(仮称)市民活動交流センター、展示ギャラリーなどで構成する。
規模は地下1階地上2階建て延べ約1万5400平方bで、1階から2階の床までは鉄筋コンクリート造、屋根部分は軽量な木造格子屋根を採用、柱は鉄骨造、2階の床は梁(はり)のないスラットスラブ構造などで構成する。また室内全体でバランス良く自然採光するほか、地下水や太陽熱を利用した熱源システムを有効活用する。
1階は「知識・協働・交流の森」をテーマに市民活動交流センター、図書館、展示ギャラリーを配置し、内部には講演会が開けるスタジオ(A〜E)、交流・談話サロン、オープンギャラリー、多目的ホール(200席程度)などを設ける。2階は「知識の森」をテーマに図書館を配置し、内部には児童向けや郷土資料など目的に沿った本の閲覧スペースやカフェコーナーを設ける。
第1期整備の設計は伊東豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所)が担当。
場所は司町40ノ1ほかの約3・1f。