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建通新聞社(中部)
2011/08/09

【三重】美杉複合施設建設 設計は9、10月にも外注

 津市は、美杉町八知の旧美杉東小学校跡地に総合文化センター機能と庁舎機能を併せた複合施設を新設する計画で、建設に向けた基本・実施設計(既存建屋の解体設計含む)や地質調査に着手する。設計業務については9、10月にも外注し、1年程度の設計工期でまとめる予定だ。
 新たに建設する複合施設は、JR伊勢八知駅に隣接して建つ美杉総合支所と、その敷地内に既存する美杉総合開発センターの2棟の機能を統合する。両棟ともに老朽化が目立ち、耐震強度不足でもあることから、県道久居美杉線を挟んでほぼ向かいにある旧美杉東小の跡地に移転新築する。
 跡地には校舎棟などが残っているため、教室棟(鉄筋コンクリート〈RC〉造2階建て延べ約1500平方b)と屋内運動場(延べ約400平方b)などを取り壊し、新施設を建設する。新施設の計画規模は2階建て延べ約1420平方b。約80台収容の平面駐車場も整備する。
 新施設の完成後には、現美杉総合支所(RC造2階建て延べ1663平方b)と美杉総合開発センター(RC造3階建て延べ1692平方b)を解体する。
 市は、設計の中で新施設の詳細を2012年度内にまとめる。跡地にある旧美杉東小校舎・体育館などの解体設計については早期にまとめ、12年度に解体工に着手、順次新施設の本体工にも入りたい考え。現美杉庁舎・総合開発センターの解体工は14年度の実施が見込まれる。