建通新聞社(神奈川)
2011/08/05
【神奈川】殿町3丁目B地区の15万u、年度内に売却手続き開始
UR都市機構は、今後民間事業者に譲渡を予定している事業用地を明らかにした。神奈川県内では、川崎市川崎区の殿町三丁目地区B地区内の事業用地が対象。2011年度中に売却手続きを開始する。
殿町三丁目地区B地区の面積は、全体で約15万1000平方b。用途地域は準工業で、建ぺい率60%、容積率200%。今回譲渡する土地の面積や区画割りは未定。現在UR神奈川地域支社が造成工事を進めており=写真=、進捗に合わせて譲渡範囲を決定する。
同所に募集する施設の用途は、環境やライフサイエンス関連、臨空関連施設としており、大学などの研究機関や製薬企業、健康、医療関係企業の研究所やオフィスの立地を誘導することで、先端技術都市の創出を目指す。
所在地は川崎市川崎区殿町3ノ25ノ1。
B地区内では7月、”第1段階整備”の実験動物中央研究所の新社屋が完成し、業務を開始した。また”第2段階整備”の東電不動産グループによる産学公民連携研究センターの建設はことし12月ごろ工事に着手し、12年11月に完成させる計画だ。
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首都圏ではこのほか、東京都足立区の「ポンテグランデTOKYO 千住大橋駅周辺地区」H街区と、千葉市の「セントラルポートちば 千葉中央港地区」の3画地の売却を計画。千住大橋駅周辺地区については、11年度内に募集手続きを開始する見通しだ。