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建通新聞社四国
2011/08/05

【愛媛】1月着工目指す 愛大付属病院の増築等

 愛媛大学は、医学部付属病院外来棟の機能拡充を図るため、2011年度から施設新営(増築)と既存建物の改修に着手する。順調に行けば12年1月ごろからの着工を目指し、諸準備を進めていく方針。
 施設の設計は、簡易公募型プロポーザル方式(環境配慮型)で、建築設計を内藤建築事務所(京都市)、設備設計を新日本設備計画(大阪市)に委託。7月中旬から着手しており、12月5日の完了予定で進めている。工事発注については現時点では流動的としているものの、増築と改修の分割発注を視野に入れ検討する方針で、先行して増築工事を進めた後、改修部分は数工区に分け順次整備を進めていく。完成は13年12月中を予定している。
 同病院の外来棟は、築後35年が経過しており、老朽化や狭隘化が進んでいる。増築は、現在の建物の外来ホール南側にある中庭部分に整備するもので、施設規模は鉄骨造4階建て延べ3344平方b。1階の待合室スペースを十分に確保するとともに、通路や正面玄関を増築・拡張する。一方、改修する既存建物は鉄筋コンクリトー造3階建て延べ約5480平方b。各階の診療部、通路など改修するほか、スタッフ専用・共用スペースなどを拡充する。
 本年度に入り、同病院関連の施設整備では、第3期整備となる総合研究棟の耐震改修(施工は小竹興業・高松市)が12年3月の完成予定で進めてられているほか、重信団地構内の運動場南側敷地に建設する学生・研修医の宿舎新築にこのほど着工(施工は五洋建設)。同年2月末完成を目指し整備を進めている。