建通新聞社四国
2011/08/05
【高知】575カ所で94・8億 県内の台風被害
高知県土木部防災砂防課は、7月19日に高知県に最接近した台風6号による県内の主な被害状況(調査継続中)をまとめた。それによると道路、河川、治山・林道施設などの公共施設が575カ所で被害金額94億8620万円となっている。
被害施設の内訳などは次の通り。
▽道路(122カ所、10億2630万円)―北川村の平鍋道路損壊延長200b、小島道路損壊延長100bなど▽橋梁(2カ所、2000万円)―四万十市の長生沈下橋、四万十町の里川沈下橋▽河川(306カ所、21億8740万円)―浸水被害は渡川水系416・9fなど▽砂防設備(2カ所、1億5300万円)―室戸市の佐喜浜川床止め決壊ほか▽港湾(2カ所、1億円)―室津港第一消波堤飛散、下田港航路埋塞
▽港湾海岸(2カ所、4億円)―奈半利港海岸離岸堤沈下2カ所▽河川海岸(5カ所、6億3000万円)―野根海岸堤防決壊延長230bほか4カ所▽漁港海岸(3カ所、16億円)―穴内漁港海岸護岸決壊延長520b、同離岸堤沈下、同人工リーフ散乱▽農地海岸(1カ所、4500万円)―室戸市の淀ノ磯海岸護岸欠損延長45b
▽農地・農業施設(55カ所、1億6400万円)―奈半利町の誠和農道山側斜面崩落1000立方bほか、津野町の農地埋塞3カ所、0・9fほか▽治山・林道施設(61カ所、24億6650万円)―北川村の平鍋山腹崩落、小島山山腹崩壊ほか▽漁港(8漁港14施設、6億9400万円)―宇佐漁港方塊ブロック倒壊延長90bほか