建通新聞社四国
2011/08/02
【高知】大日本コンに詳細設計委託 鯛の川橋建設
高知県土木部道路課は、国道494号活力創出基盤整備総合交付金(佐川〜吾桑バイパス)鯛の川橋を建設するため、詳細設計を大日本コンサルタントに委託した。履行期間は210日。2011年度に詳細設計を行い、12年度から取付道路、下部工などに着手する予定。
この鯛の川橋は、鯛の川に架かる延長120・5b、全幅11・5b(歩道2・3b)のPC2径間連続Tラーメン箱桁橋。橋台2基(A1、A2ともに逆T式橋台、深礎杭径3000)、橋脚1基(壁式橋脚、直接基礎)。支間長延長59b×2。道路規格は第3種第2級。また、A2橋台の取付道路として、延長150bの進入路を予定している。この鯛の川橋の前後には、王子トンネルと水口トンネルの建設も予定されている。
この国道494号佐川〜吾桑バイパスは、佐川町丙川内ヶ谷を起点に須崎市吾桑を終点とする全長7670b、全幅12bの道路で、急峻な山越えのため、道路幅員が狭いうえに、視距不良の急カープが連続している。国道33号と56号を結ぶ高知県中西部の道路で、終点部の須崎市では、四国横断自動車道須崎東インターや重要港湾の須崎港にアクセスする重要路線。建設場所は須崎市吾桑地区。