千葉県管工事業協同組合連合会(会員構成24団体)の「第36回通常総会」が22日、千葉市内のホテルグリーンタワー千葉で開かれ、10年度事業報告及び収支決算報告のほか、11年度事業計画及び収支予算などを全会一致で可決した。
また、任期半ばで瀧澤勝利会長が辞意を表明したのに伴い、総会に先立ち行われた臨時理事会においてそれを承諾。議案審議後の「その他」では、新会長に臼倉進氏(千葉県水道管工事協同組合理事長)の就任を決めた。
総会後の懇親会の席であいさつした臼倉新会長は、県管連は24団体、約800社の会員で構成されることを説明したうえで、今回の東日本大震災における復旧活動について、「県水区域では約1700か所ほどの道路配水管の修繕工事、また、給水管については約1万500戸ほどの水道管の修理を行った。これは多分、ギネスブックに載ってもおかしくない数字であり、『世界一の復旧の速さだった』と自負している」と評価。
一方で「残念だったのは、旭市などの県水組合以外の地域の復旧に、もう少し力を入れられればと反省するとともに、今後の大きな目標の一つだと感じている」と指摘。
最後に氏は「これからも『県民のライフラインは我々が守るんだ』と大きく叫びながら活動していきたい」との方針を示し、新会長としての就任の辞に代えた。