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建通新聞社(中部)
2011/07/28

【愛知】西春住宅建築設計第1次沢木に

 愛知県建設部は、県営住宅「西春住宅」の建て替えにあたり、第1次設計を沢木設計事務所(丹羽郡扶桑町)に委託した。委託期間は2012年3月ごろまでの予定。解体工事や建設工事の発注は12年度以降となる見込み。
 西春住宅は、昭和40年代に建築された中層住宅。08年度に沢木設計事務所が担当して実施した基本計画では、土地利用計画や住棟の配置計画、建て替えの手順、水道や下水道、電気、ガスなどの接続計画などについて検討し、基本的な方針をまとめた。この基本計画を踏まえ、今回の第1次設計に着手する。
 全体で10棟449戸の西春住宅のうち、敷地北側の4棟180戸(既設規模は4棟とも鉄筋コンクリート造5階建てで、延べ床面積は約6700平方b)が08年に策定した基本計画の対象で、このうち第1次設計では1号棟と3号棟が対象。
 1次設計の委託内容は、1号棟と3号棟の2棟を取り壊す際の解体設計と解体跡地に新たに建設する鉄筋コンクリート造9階建てで住戸数は78戸の新住棟1棟の設計を行う。詳細な建物規模は設計の中で詰めていく。
 住戸のタイプは、3DKを中心に一部2DKも整備するが、シルバータイプの設置は予定していない。また、エレベーターは1基設置する。所在地は北名古屋市鍛冶ケ一色字高塚地内。
 将来的に実施する第2次の設計では、残り2号棟と4号棟の2棟の取り壊しのための解体設計と新たに建てる鉄筋コンクリート造9階建てで住戸数54戸の新住棟の設計を実施する見込み。