建通新聞社(岡山)
2011/07/25
【岡山】県生涯学習センター未来科学棟整備基本計画まとまる
岡山県教育委員会は、県生涯学習センター未来科学棟(仮称)整備基本計画をまとめた。2010年度末に閉館した県立児童会館の建物を活用して「未来につながる科学の学び・体験・交流の発信拠点」として整備する。
計画案では、鉄筋コンクリート造2階建て延べ約1565uの施設の1階部分に科学体験・学習広場、エントランスエリア、親子サイエンスルームなどを配置。2階部分にはプラネタリウム投影機(光学式投影機1台とデジタル式投影機〈プロジェクター:解像度4k程度2台〉)を導入したサイエンスドーム(座席数132席)を設ける。周囲には宇宙をテーマとした回遊性のあるパネル展示を整備する。また、サイエンスステーションとして科学関連の書籍や他の科学館の情報、JSTのサイエンスチャンネルの映像などを整備した科学に関する情報ステーションなどを設置する。
県教育委員会では、建築営繕課に分任して、旧県立児童会館耐震化工事(岡山市北区伊福町)に伴う実施設計を佐藤建築事務所(岡山市)に委託して進めている。設計では併せて西館(木造2階建て延べ306u)の解体工事設計も行う。工事は第3四半期に総合評価落札方式で入札する。工期は約6カ月。12年度は内装・設備工事、ユニバーサルデザイン化などの工事を進める。13年度から運営を開始する予定。
2月補正予算で県立児童会館(岡山市北区伊島町)の耐震化および基本計画策定等事業費として4959万円、当初予算に施設整備費8861万円を計上している。