建通新聞社四国
2011/07/19
【徳島】来月中に設計外注 美馬市の穴吹庁舎増改築
美馬市は、分庁舎方式の市役所機能を穴吹庁舎に一元化するため、現穴吹庁舎の北側の市有地に新たな施設を整備し、既存施設と連結する計画。8月中に新施設の基本・実施設計を外注して、2012年度に着工、13年度末までの完成を目指す。設計者の選定方法については現在、検討を進めている。
整備する新庁舎の計画規模は、既存の穴吹庁舎とほぼ同程度で鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造4〜5階建て延べ4700平方bを想定。施設内の配置計画は、1階部分に市民の利用頻度が高い福祉課や市民課など設置する方針。関係予算として6月補正予算に庁舎増改築設計委託費7992万円、地質調査委託費352万円を計上している。
3月にまとめた公共施設再編整備基本方針によると、既存の脇町・美馬の両庁舎は廃止する。15年度以降に解体した後、新たに福祉や集会所機能を持つ複合施設を整備する計画。既存の木屋平総合支所は現状維持するが、耐震性に問題があることから今後、耐震補強などの改修を検討していく方針。
穴吹以外の各庁舎の規模などは次の通り。
▽脇町庁舎(脇町大字脇町)─旧館が鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ1618平方b。新館が同造地下1階地上2階建て延べ1452平方b。旧消防庁舎が同造2階建て延べ333平方b▽美馬庁舎(美馬町字天神)─庁舎が同造2階建て延べ851平方b、産業センターが鉄骨造3階建て延べ1425平方b、美馬町母子センターが木造平屋239平方b▽木屋平総合支所(木屋平字川井)─庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1639平方b、老人福祉センターが同造3階建て延べ906平方b、基幹集落センターが同造2階建て延べ530平方b