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建通新聞社(中部)
2011/07/19

【愛知】半田市 民間資本の看護師用賃貸住宅を誘致 きょうから事業者公募

 半田市は、市立半田病院所有の土地に定期借地権を設定し、民間資本による看護師用賃貸住宅の建設と管理の事業者を公募する。19日から公募を開始して8月8日まで受け付ける。8月下旬に応募者によるプレゼンテーションを実施し、事業計画内容や業績実態などを総合的に審査した上で、事業者を決定する。
 事業内容は、市が病院所有地に30年借地の建物譲渡特約付き借地権を設定して建設地を提供、民間事業者が賃貸住宅を建設し、管理運営を担うとともに家賃収入などで建設費や運営費を回収する。入居者は、半田病院が職員をあっせん。あっせん戸数は24戸から30戸程度を見込んでいる。
 市が提供する建設地は半田市瑞穂町5ノ4ノ11。敷地面積は1063・84平方b。用途地域は工業地域で、容積率200%、建ぺい率60%、半田市ふるさと景観計画の対象となっている。
 市が提示する住宅の基本コンセプトは▽ワンルームタイプの居室(シングルマザー用として2室タイプの居室を2割程度用意することも検討すること)▽バス、トイレ、洗面は別配置。加えて、キッチン、クローゼット設備の配置を考慮する▽建設後、一定時期にリニューアルを行うこと(時代の要求に沿った居室とするため、契約期間内に最低1回以上の設備や内装を改修)▽周辺の同種家賃の範囲を超えないこと▽セキュリティーに配慮すること▽省エネ対策、自然エネルギーの積極的利用―など。
 市はこれらの基本コンセプトも「考慮する」内容としており、民間事業者に自由な発想と提案を求めている。
 公募の趣旨に沿い、発注者にとって有利なものであれば、コンセプトに外れた提案も可。入居開始日も、希望年月日として2012年4月1日を設定している。
 参加資格は最低限に設定されており、市は幅広い事業者から自由な提案を求めている。