船橋市の海老川上流地区土地区画整理組合設立準備委員会は、清水建設・福岡都市技術グループを事業協力者に選定し、6月2日に両社と覚書を締結した。これを受けて同グループは、今年度内を目標に新たな基本構想(案)を作成して地権者に提案するなど、事業化を推進することにしている。同事業では、社会経済情勢や仮同意率が上がらないことなどを理由に、業務代行予定者だった有楽土地が昨年3月に撤退。その後、準備委員会では複数の企業、グループから提案を受け、清水建設・福岡都市技術グループを事業協力者に選定した。
海老川上流地区土地区画整理事業予定地は、市のほぼ中央に位置。東町、米ヶ崎町、夏見にまたがる面積約78.5haを施行区域として、組合施行で計画されている。海老川の水辺空間や緑との調和など、自然環境に配慮した21世紀にふさわしいまちづくりを目指すとしており、土地区画整理事業予定地内を通る東葉高速鉄道の新駅設置も想定している。