建通新聞社(神奈川)
2011/07/14
【神奈川】高座清掃施設組合 リサイクルセンターなど整備
高座清掃施設組合は、2011〜15年度の5カ年を計画期間とする、大和・高座地域循環型社会形成推進地域計画(第1期)をまとめた。大和市と高座清掃施設組合の二つの焼却処理施設を1ブロック2システムとしてとらえ、大和市のマテリアルリサイクル推進施設などを新たに整備。16年度から順次稼働させる。また、合併処理浄化槽の整備を推進する。
計画期間中に建設に着手するのはリサイクルセンター、高効率ごみ発電施設、マテリアルリサイクル推進施設の3施設。第1期計画で、これらの事業に伴う環境アセスメントや基本計画の作成、地質調査などの支援、建設工事までを行う。
リサイクルセンター整備事業は、更新時期を迎える大和市の資源選別所を更新し、1日当たりの処理能力を14・5dとする。12年度に地質調査や生活環境影響調査の支援、12〜13年度に総合評価型入札の支援、14〜15年度に施設建設、16年度に稼働する。
高効率ごみ発電施設とマテリアルリサイクル推進施設の整備事業は、海老名市内の既存のごみ焼却施設と粗大ごみ処理施設を更新する。1日当たりの処理能力はそれぞれ260dと30dに設定し、いずれも14年度まで施設基本計画・基本設計の策定、生活環境影響調査、土壌汚染調査、事業者選定の支援を行い、15年度に施設建設に着手、19年度に稼働する予定。
並行して、公共下水道の未整備区域で合併処理浄化槽の普及を促進する。5カ年で、大和市内に50基、海老名市内に150基の計200基(整備計画人口1215人)を整備する。このほか、大和市内で下水道終末処理施設を活用するし尿処理を継続し、高座地域では新たに下水道システムを活用するし尿処理施設を整備する予定。