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建通新聞社
2011/07/12

【大阪】和泉市 南部地域の水道基盤整備工 12年度から本格着手へ

 和泉市上下水道部は、市南部地域の水道供給体制を強化するため、2012年度から本格的に基盤整備に着手する考えだ。(仮称)仏並配水場を新たに築造するほか、老朽既設管の敷設替えによる耐震化、配水管の2系統化などによる供給体制の強化に取り組む。順調に進めば、仏並配水場築造工事は12年度に発注する。
 南部地域の現供給体制は、和田浄水場から光明台高区配水場、みずき台配水塔を経由して国分配水場(V=200M3)へ配水するルートと、父鬼浄水場から春木川配水池(V=100M3)や若樫配水池(V=550M3)を経由して配水するルートがある。
 国分配水場の老朽化が進んでいることや、老朽配水管の耐震化の必要性、防災体制の強化を図るため、10年度に環境設計(大阪市西区)に委託して地域全体の基本設計をとりまとめていた。
 仏並配水場は、国分配水場を廃止し、新たに南部リージョンセンター西側に新設する。敷地造成面積は約5,000uで、PC配水池(1,000M3×2基)のほか、SUS配水池(620M3×1基)を設置する。また、槇尾中学校付近のNTT西日本が所有していた敷地560uを取得しており、同所に中継ポンプ場も新設する。詳細はオリジナル設計(大阪市中央区)が12年3月20日までの納期で進めている実施設計の中で検討する。配水場・ポンプ場整備の工期は2カ年程度を見込んでいる。
 そのほかでは、横山地区の既設配水管(管径150〜200o、延長約3,870m)を耐震管に敷設替えし、はつが野配水場(配水場築造工事は15日入札予定)からのバイパス管(管径300o程度、延長約3,000m)の新設、仏並配水場と中継ポンプ場間の管新設(管径300〜400o、延長約400m、周辺地域のサービス管、延長約1,000m)などを15年度末を目標に進める計画。