建通新聞社(中部)
2011/07/06
【岐阜】13年度以降に県庁舎の建て替えを検討へ
岐阜県は、築45年の県庁舎本館棟について、2013年度以降本格的に建て替えを検討していく考えだ。
県議会での答弁で古田肇知事が表明した。具体的には東日本大震災規模の震災時、庁舎の損傷も相当あり、電気・通信などの庁内インフラが十分に機能しない可能性は否定できないとし、できるだけ早く建て替えを検討すべきとしたが、財政難の状況下では難しいことから、緊急財政再建期間の終わった後の13年度以降に基金の積み立てなど、具体的な検討を進めていきたいとした。
県庁舎は1966年度に整備された鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造12階建ての建物。過去に行った耐震診断の結果では耐震性ありと診断されていたが、10年12月には外壁がはく離・落下するなど老朽化が進んでおり、11年度は外壁改修工事を実施することになっている。