建通新聞社(岡山)
2011/07/06
【岡山】第3四半期に高梁川渡河部中央部の下部工
国土交通省宇野港湾事務所は、玉島〜水島地区間を連絡して物流の効率化を図る新高梁川橋梁整備について、2011年度第3四半期に高梁川渡河部中央部の下部工1基と第4四半期に2〜3基の下部工事を公告する予定。渡河部のしゅんせつ工事についても第3四半期に公告、年明けに入札する。
また、11年度は右岸側の玉島側アプローチの小型船舶係留施設工事を進め、12年度から全42基ある下部工事に本格的に着手していく予定。
このほか、11年度発注工事としては、玉島アプローチ部桟橋工事を第4四半期、管理用カメラ設置工事を第2四半期に公告する予定。なお、水島アプローチ部の橋梁下部工は、6月17日に入札した結果、みらい建設工業が4億1100万円で落札している。
同事業は、水島港多目的国際ターミナル整備事業として、玉島地区と水島地区を結ぶ路線を整備するもので、水玉ブリッジラインの南側に高梁川を渡る延長2570mの橋梁を建設する。
詳細設計は、高梁川渡河部分の延長1293m(上部工=合成床版連続鋼細幅箱桁橋3橋、橋脚基礎工=鋼管矢板井筒基礎19基、橋脚19基)と水島地区アプローチ部分の延長535m(上部工=連続鋼床版箱桁橋・PC8径間連結コンポ橋・PC2径間連結ポストテンションT桁橋、橋台基礎工、橋台工=逆T式1基、橋脚12基)は日本工営(東京都)、玉島地区アプローチ部分の延長742m(上部工=鋼7径間連続非合成箱桁橋・鋼5径間連続非合成箱桁橋、橋台工=逆T式1基、橋脚11基)は中央復建コンサルタンツ(広島市)がそれぞれ担当した。