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　三重県は６月29日、県土整備部、農水商工部、環境森林部の公共事業３部の２０１１年度「公共事業実施予定個所」を公表した。３部を合わせた決定個所数は９２９カ所、合計事業費は６４８億２７００万円で、前年度比で件数は16件増となったが、事業費は14億円２１００万円の減で２・１％減となった。県は11年度当初予算を骨格的予算として編成し、公共事業について前年度の70％程度で計上したが、今回の６月県議会（６月28日閉会）で可決された６月補正予算を増額し、年間予算に対応した個所付けとなっている。
　各部の内訳をみると、県土整備部の総事業費は４８７億９７００万円（前年度比１・６％減）で、うち決定個所数は５７４カ所、決定分事業費は４４９億６６００万円。農水商工部の総事業費は１１０億５１００万円（同０・１％減）で、うち決定個所数は１５３カ所、決定分事業費は97億０１００万円。環境森林部の総事業費は49億７９００万円（同11・１％減）で、うち決定個所数は２０２カ所、決定分事業費は38億３１００万円。
　各部のうち、県土整備部の建設事務所の事業費の増減を見ると、尾鷲建設事務所が前年度比で23・５％増、津建設事務所が同18・３％増、志摩建設事務所が同８・６％増など６事務所が増加した。
　各事務所別の件数、事業費は次の通り。（本庁分の件数には枠付け保留分を含む。各事務所名は省略）
＜県土整備部＞
　▽桑名―46件、36億７２８２万円▽四日市―47件、42億６７１６万円▽鈴鹿―41件、29億５２０５万円▽津―59件、33億６１８０万円▽松阪―75件、46億８５１４万円▽伊勢―71件、62億１３４５万円▽志摩―51件、52億６１８１万円▽伊賀―55件、31億２７４１万円▽尾鷲―43件、30億０９３４万円▽熊野―58件、28億３６７６万円▽北勢流域下水道―２件、25億３６１７万円▽中勢〃―４件、23億４９６３万円▽本庁―46件、45億２３８５万円
＜農水商工部＞
　▽桑名―12件、４億５１５０万円▽四日市―９件、９億８８６７万円▽津―18件、８億８１５７万円▽松阪―20件、11億６４９６万円▽伊勢―58件、41億３８８０万円▽伊賀―10件、６億７７７８万円▽尾鷲―16件、５億２２０９万円▽熊野―８件、７億４２２２万円▽本庁―32件、14億８３６６万円
＜環境森林部＞
　▽四日市―16件、２億２８６０万円▽津―29件、４億０６０４万円▽松阪―70件、16億４５７３万円▽伊勢―27件、３億７８８３万円▽伊賀―13件、１億６５１５万円▽尾鷲―23件、３億６５９３万円▽熊野―24件、６億４１１５万円▽本庁９件、11億４８０１万円
　概要は県ホームページまたは、県情報公開・個人情報総合窓口、地域機関で閲覧できる。