建通新聞社四国
2011/06/28
【香川】消防3署所の再編・移転提案 高松市
高松市の消防防災などのあり方を検討する委員会(委員長・白木渡香川大学危機管理研究センター長)の2011年度初会合が開かれ、東消防署・朝日分署・川添出張所の3署所の再編・移転整備など適正配置を提案した。施設はそれぞれ耐震強度不足や液状化の危険などが懸念されていることから、移転整備や改築などの方策が示された。
今後は年内に2回程度、委員会を開き意見をまとめ大西秀人高松市長に答申する。
提案では@東消防署を改築、朝日分署を移転整備、川添出張所を移転整備A東消防署を移転整備、朝日分署と川添出張所を統合し耐震・地盤改良B東消防署を移転整備、朝日分署と川添出張所を統合し移転整備─の再編整備3案を示した。
3案に対する概算施設整備費は@案が東消防署約6億円(建築4億円、借地など2億円)、朝日分署約6億円(建築3億円、用地1億円、地盤改良2億円)、川添出張所約3億円(建築2億円、用地1億円)の合計約15億円。
A案が東消防署約5億円(建築4億円、用地1億円)、朝日分署約4億円(耐震2億円、地盤改良2億円)の合計9億円。
B案が東消防署約5億円(建築4億円、用地1億円)、朝日分署約4億円(建築3億円、用地1億円)の合計9億円。
既存施設規模は、東消防署(高松町)が鉄筋コンクリート造3階建て延べ828平方b、1979年築。朝日分署(朝日新町)が鉄筋コンクリート造2階建て延べ673平方b、81年築。川添出張所(元山町)が鉄筋コンクリート造2階建て延べ225平方b、81年築。