建通新聞社四国
2011/06/28
【徳島】来年度に体育館着手 県の盲・聾学校
徳島県は、盲学校・聾学校整備事業として6月補正予算案に事業費3億0172万円を計上している。2011年度は、体育館棟の整備を予定しており現在、準備を進めている。12年度以降には、校舎棟・寄宿舎棟等に着手することにしている。
体育館棟の規模は鉄骨造2階建て延べ1330平方b。校舎棟が鉄筋コンクリート造4階建て延べ7570平方b。寄宿舎棟が鉄骨造3階建て延べ1219平方b。実施設計は阿波設計事務所(徳島市)が担当。建設地となる盲学校の敷地(徳島市南二軒屋町2丁目)は、充分な敷地面積があるものの、工事車両等の通路やより安全な施工環境を確保するため、10年度に普通・特別教室棟ほか、渡り廊下、設備機器、外構および植栽等の解体処分を実施。
今後のスケジュールは、12年度から2カ年かけ、校舎棟・寄宿舎棟等を整備し、14年4月の供用を目指す。
今回の整備は、盲学校・聾学校を併設したかたちで改築し、特別支援教育の充実に向けた学校づくりを進める。
また、両校では、10年度に建物の構造耐力、経年による耐力低下、立地条件による影響の3点を総合的に調査し、建物の老朽化を評価するため耐力度調査を実施。構造耐力、保存度などを調査した。