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建通新聞社(中部)
2011/06/28

【岐阜】特別支援学校整備「飛騨北部校」と「飛騨南部校」―各設計は近日中に委託先決定か

 岐阜県は、子どもかがやきプランに基づく特別支援学校の整備で2011年度に「飛騨北部校」(仮称)と「飛騨南部校」(仮称)の建築および改修実施設計に着手する計画だが、このほど各計画地の地質調査業務を入札し、それぞれ委託先を決めた。近く委託先を決める基本・実施設計業務と並行し作業を進め、8月末には調査完了させる。
 地質調査の委託先は飛騨北部校が大同コンサルタンツ(岐阜市)、飛騨南部校がユニオン(岐阜市)。ともに口径66_のロータリーコアボーリングで、飛騨北部校が8bを3カ所、飛騨南部校が10bを4カ所調査する。それぞれ設計の基礎資料となる予定だが、先行する予定だった飛騨北部校の実施設計は、5月19日に一般競争入札(各建築設備含む)を実施、低入札調査基準価格を下回ったため調査などの手続きが行われたものの、いまだ落札決定の公表までに至っていない状況。一方の飛騨南部校の実施設計については指名競争入札で今月末には入札執行の予定。いずれにしても順調なら近日中には各校の設計者が決まる見通しだ。
 整備の計画では、飛騨北部校は児童生徒数34人(9学級)を想定。普通教室9室、特別教室5室などで構成する校舎棟を新築し、体育館、バスヤードなどを整備する。各計画規模は教室棟が鉄筋コンクリート造2階建て延べ1768平方b程度、バスヤードが鉄骨造平屋55平方b程度、体育館が鉄骨造平屋392平方b程度。全体事業費は7億5100万円。
 計画地は飛騨市古川町片原町8ノ35。11年度いっぱいで廃校する古川小学校の跡地を利用する。敷地面積は約1・1f。13年4月の開校を目指していくが、体育館は13年度に整備する予定。
 一方、飛騨南部校は、下呂市小川432ノ1の飛騨特別支援学校下呂分校を改修し、小中学部を開設するもの(高等部は09年度開校)。児童生徒数45人(12学級)を想定。普通教室12室、特別教室5室などで構成する校舎棟(益田清風高校旧下呂校舎)を改修し、体育館などを整備する。校舎棟の既設規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2487平方b。全体事業費は6億7300万円。 11年度は校舎棟の改修実施設計などに着手。13年4月の開校を目指していく。体育館は13年度に整備する予定。