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建通新聞社(神奈川)
2011/06/27

【神奈川】南武線連続立体2期 事業費検討などをJRに

 川崎市は、JR南武線連続立体交差2期事業で、事業実施に向け、電気と通信関連の構造形式や、事業費の検討を近くJR東日本に業務委託する。
 連続立体交差2期は、JR南武線尻手駅〜武蔵小杉間が対象。立体化の方法は▽仮線高架方式▽別線高架方式―などが考えられ、このほか地下化する場合についても検討している。それぞれのパターンについて工事概算費用を算出する。
 10年度に土木工事関連の施工計画の検討をJR東日本に委託しており、仮線高架法を対象にホームへの動線を考慮した施工手順や、高架橋や道路交差部の構造などを検討した。これと今回の結果をもとに、JR東日本と横浜市、川崎市の合意形成に向けた基礎資料とし、事業実施に向けた具体的な取り組みについて12年度以降話し合いを進める。
 市は現在、「川崎市総合都市交通計画」を検討中で、2012年度の策定を目指している。横浜市でも次世代の総合的な交通体系の策定を検討していることから、6月6日に情報交換と相互協力に関する覚書を横浜市と交換しており、特に両市にまたがるJR南武線連続交差2期事業と、横浜市営地下鉄ブルーラインのあざみ野〜新百合ケ丘駅間の新設について連携して検討する。