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建通新聞社(中部)
2011/06/27

【愛知】名古屋駅周辺公共空間整備計画作成公募型プロポ 提出期限は7月22日

 名古屋市住宅都市局は24日、笹島交差点〜下広井交差点付近間に建設を計画している地下通路の整備計画の策定などを実施する「名古屋駅周辺公共空間(地下通路)整備計画作成業務」を公募型プロポーザルで委託するため、募集要項を公告した。企画提案書などの提出期限は7月22日。
 同局は、ささしまライブ24地区など名古屋駅周辺地区の開発に伴い予想される歩行者の増加に対応するため、笹島交差点から名駅南地区方面への地下通路建設を計画し、2010年度に基本計画を策定した。基本計画策定業務は中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)が担当した。今回は、基本計画に基づき、整備概要の検討と予備設計を実施する。
 地下通路は、笹島交差点から下広井交差点の南付近まで設ける予定で、有効幅員6b、土被り3・5b以上を基本とし、予備設計と軟弱地盤技術解析、道路予備設計、平面交差点予備設計を進める。
 整備概要の検討では、歩きたくなるようなにぎわいの創出や環境へ配慮した施設の検討、事業形態や事業手法を踏まえた事業スキームの検討、自動車交通対策や支障物移設を踏まえた施工方法・工期短縮策、工程表の作成などを実施する。
 参加資格は、市内に本店を有するか、市内に支店もしくは営業所などがあり、かつ市との契約締結の権限を有する代理人を置いており、「測量・設計(建設コンサルタント)」の登録をしている者で、1996年度以降に地下歩道(地下道)・地下駐車場などの人が通行する地下構造物の詳細設計実績があることなど。契約上限金額は3000万円。
 企画提案書のテーマは、「利用者視点による整備の在り方」「事業者視点による整備の在り方」の2点で、利用者視点に立ち、歩行者が楽しく安全に回遊できる公共空間の在り方と、民間活力・創意工夫を取り入れた施工や維持管理方法などの事業者視点に立った新たな空間整備の在り方を検討する。
 審査は、有識者と市職員で構成された選定委員会による提案書の審査とヒアリングで選定する。企画提案者が多数の場合は、書類審査で上位5者に絞り込んでヒアリングを実施する。ヒアリングは8月10日に実施する予定で、審査結果の公表は18日を予定している。
 業務の委託期間は12年3月15日までで、12年度には公募型プロポーザルか競争入札で実施設計を委託する予定。13年度の着工を目指す。