建通新聞社(神奈川)
2011/06/23
【神奈川】海老名市西口周辺 まちづくり戦略検討 プロポで公募開始
海老名市は22日、「海老名駅西口周辺まちづくり戦略検討業務」の公募型プロポーザル手続きを開始した。今後の土地区画整理事業と施設整備を進める仕組みや体制を検討するため、地元組織が主体となったまちづくりの立ち上げから管理運営までの一貫したマネジメントの推進・支援などについて提案を求める。2003年度以降に都市再生計画事業などの業務実績があるコンサルタントを対象に7月1日まで参加意向申出書を受け付け、選定委員会などを経て7月29日に最優秀提案者を特定、8月12日に公表する予定。
海老名駅西口土地区画整理事業の対象区域は約14・1f。2009年5月に土地区画整理準備組合が設立され、同年9月に特定保留区域に指定。現在、市街化区域への編入や土地区画整理本組合の設立認可に向けて関係機関などで協議している。
JR線と小田急線、相鉄線の海老名駅直近で、商業施設などの立地が予定されており、市の拠点の形成が求められている。このため、早期段階から地元住民とともにまちづくりの方向を明確にし、地区計画やまちづくり協定などによる都市環境を維持・改善する計画など、良好な市街地環境整備に向けた検討を行う必要がある。
今回の業務で、将来的な都市機能の方針や街区ごとに配置する機能の在り方、景観計画上の街区ごとの建物などに加えるべき制限、長期スケジュール、まちづくり戦略、公共空間の構想・管理運営、区画整理と関連付けた事業計画の策定を含む12年度以降のまちづくり体制などを検討する。委託金額の上限は669万9000円。